カリキュラムCURRICULUM

カリキュラムPBL: Project Based Learning

PBLとは

PBLは、Project-Based Learningの略です。

時代が進み、学問が進化するにつれ、教員側が学生に教えたいことがどんどん増えてきました。勢い、意識せぬうちに詰め込み教育になっていたり、十分な説明もしないまま、学期にまたがる講義の連続性を学生が意識してくれるものと誤解して教育を進めてしまうなど、いささかの弊害が感じられるようになってきました。

PBLは、この反省に基づき、本来の工学教育は何かに立ち返って実施しているものです。つまり、学生に本当に身に付けて欲しいものは、「Know Whatではなく、Know How(何を知るかではなく、問題にどう対処するか)」、「問題"解析"能力よりも問題"解決"能力」であることを前面に打ち出し、学生主体の演習・ゼミをカリキュラムの柱とし、教員陣はそれを最大限サポートすることとして、完全にカリキュラムを再構築しました。

こうしてでき上がっているのがシステム創成学科のカリキュラムであり、主題を環境・エネルギー問題に置いて作ったのがE&Eのカリキュラムです。これは、一方通行に近い講義群を並べるよりも、教員にとってはとても負担の増えることなのですが、大学院学生の補助を得られるTeaching Assistant制度も最大限に活用して、新しい時代の本来の工学教育という意識と気概と情熱を持って進めております。

具体的には、専門教育が始まる2年A1A2から、週1回午後全部を使って、動機付けプロジェクトという調査・立案型のプロジェクト科目が始まります。3年S1S2以降は、毎学期週2回、午後全部を使ったプロジェクト科目があります。内容は、実験・物作り演習・スキルアップ型演習・調査研究型演習(ミニ卒論的)・卒業研究などです。詳しくは、それぞれのPBL科目のページをご覧下さい。

動機付けプロジェクト(2年A1A2)

前半は外部講師による講義、演示実験、見学会等を通じて環境エネルギー問題、技術の現状に触れます。

後半は、例えば次のような3班にわかれ、学習および調査を行います。

グローバル環境班 :地球温暖化問題とその対策

エネルギー・資源班 :地球資源とエネルギー俯瞰

エネルギー科学班 :エネルギー生産技術の基礎とその新技術

  • 動機付けプロジェクト(2年A1A2)
    燃える氷、メタンハイドレート!
  • 動機付けプロジェクト(2年A1A2)
    動機付けプロジェクト(2年A1A2)の成果発表会風景
  • 動機付けプロジェクト(2年A1A2)
    動機付けプロジェクトの調査風景の一つ
    (情報棟でのInternet調査。他に、図書館での調査、現地調査、文献輪講等)

環境・エネルギープロジェクト / 基礎プロジェクト(3年S1S2)

環境・エネルギープロジェクト:様々な実験・講演を通じて、工学研究の基礎を学びます。

基礎プロジェクト:力学科目の演習やもの作り実習などを通じて、工学研究の基礎を学びます。

  • 環境・エネルギープロジェクト・基礎プロジェクト(3年S1S2)
    自作による水中観測ロボット・コンテスト風景
  • 環境・エネルギープロジェクト・基礎プロジェクト(3年S1S2)
    3年S1S2の演習風景

応用プロジェクト(3年A1A2)、領域プロジェクト1(4年S1S2)

「エネルギー源の開発と利用」、「環境調和技術の開発」、「環境・エネルギーシステム評価」に代表される各分野から提示されるテーマのうち、全体で2つを選択します。専門領域の研究を実際に行い、問題解決能力を磨きます。

  • 応用プロジェクト(3年A1A2)、領域プロジェクト1(4年S1S2)
    れっきとした三四郎池環境調査です…
  • 応用プロジェクト(3年A1A2)、領域プロジェクト1(4年S1S2)
    原子炉・加速器・プラズマを体験

そして卒業研究へ!

4年S1S2の領域プロジェクト2から、先生・先輩の大学院生の指導で卒業研究を開始します。環境・エネルギーのエキスパートへの第一歩です!